皮膚病

動物病院にいらっしゃる動物の多くが皮膚・耳のトラブルを患っています。

ずっと薬を飲んでいるのになかなか一時的にしかよくならない、定期的に耳掃除で病院に通っている等あるのなら、

本当は基礎疾患があるのではありませんか? 

湿疹が出来たら薬をつけて治り、また湿疹ができる、耳が汚いから耳掃除を繰り返す。健康な皮膚は1カ月弱で入れ替わります。ということは1カ月で良化の兆候がないなら、何か別の問題=基礎疾患(orそもそも診断が間違っているのか)を考えねばなりません。

もちろん皮膚や耳は付き合っていかなければならないものもあります。しかしその判断を下すには「十分な問診と的確な検査とご家族の協力」が必要不可欠です。薬を使わなければならない場合も当然ありますが、

コントロールできるものはコントロールする。飲まなくてもいい薬、つけなくてもいい薬はつけずに、もしくは頻度を抑えて近い未来に日常のケアだけで、維持を目指してみませんか? 

もちろん診断によっては薬に頼らなくてはならないこともありますし、食物アレルギーならフード変更だけで、高い飲み薬もケアさえいらなくなる事もあります。コントロールできる子もかゆみ止めや薬用シャンプーがずっと出されていることはよくあります。手間はかかりますが、ちゃんと診断することが大切です。

当院では病院でのトリミングの利点を最大限いかし、獣医師をトリマーとの連携がスムーズで、ワンランク上の治療・ケアができると思います。病気を治療するというより、すべては皮膚を正常にするために、皮膚の自然治癒力を正常にするためのお手伝いだと思っています。シャンプー剤も大切ですが、シャンプーの仕方がもっと大切です。→詳しくはトリミングページへ

この子はいろいろ病院を回ったけどよくならず、最後に近所の当院を受診して諦めようを思っておられたようです(後日談)。
1年近くは飲み薬は飲ませず、初めは週一回のシャンプーに通って頂きました。さすがに経過が長かったのでここまで回復するのには半年を要しました。現在は現状維持するために内服を開始しています。